2019.9. 9 アカモンドクガ幼虫の季節型?

アカモンドクガはやや山地性のせいか、園内では稀な種である。春先に1個体も見つかればラッキーなほうだ。春先しか見つけたことがないので、一般にある解説の2化という記述はやや疑問があった。つい数日前、スタッフルームの机の上に容器に入った派手なドクガ幼虫が入っていた。一瞬、「これなに!?」ドクガ科大好きな自分が、この手のドクガ類の見分けに一瞬とまどった。採集した本人が現れ「これアカモンだよね」とあっさり言い放った。そうか、確かにアカモンだ。ただ、色彩がイメージと合致しなかったとはなぜだろうと思い、図鑑の写真と見比べた。黒とかオレンジとかの分布の領域がやや異なり、「赤」が抜けているようだ。それはともかく、この時期に幼虫を見るのははじめてで、やはり2化説は正しいようだ。検証材料としては1個体のみだが、もしかすると夏型の色彩かもしれない。



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