昨日、ミツバチに後頭部を刺されてけっこう腫れたのと、風邪気味のせいもあってか、けっこうだるく、天気が最高のオフなのに午前も午後も、うとうとダラダラとしていた。３時を過ぎて少し日差しも傾きかけたころ、フクロウの撮影セッティングもかねてフィールドに出かけた。フクロウのひなは巣立ち間近という感じでしきりに外の様子を気にしていた。センサー撮影も今日の夜が最後かもしれないと思いつつセッティングを完了したころ、車のすぐ脇のサクラの幹でヨコヅナサシガメがちょうど羽化をはじめたところだった。黒っぽいサクラの幹に鮮やかな赤がひときわ目立った。ヨコヅナサシガメはこの近辺では、昨年あたりから急激に目立つようになった昆虫で、同じ生息域の近似種であるヤニサシガメとの競合が気になるところだ。鮮やかな赤は昆虫に興味のない人にも目につくようで、「こんな気持ちが悪い虫がサクラの幹にいたんですが・・」と羽化直後のヨコヅナサシガメを撮った携帯電話の画像を、ここ数日の間に二度も見る機会があった。セミの羽化が美しいとすればヨコヅナサシガメの羽化もそれ相当と僕は思うが・・・。