2007.6.12 イラガの繭の中

年末の里帰りの折、家内の実家の周辺でイラガの繭をかき集めた。イラガの成虫の写真がなかったので、羽化させて撮ろうという考えであった。イラガの繭はそこそこ集まったが、どうも期待できるものが少なかった。というのもイラガイツツバセイボウというハチに多くが寄生されていて、繭の上部をよく見ると微小の穴が開いているものがほとんどだった。これはハチの産卵痕で、中にはセイボウの前蛹が入っているのだ。まぁ、目的外ではあるが、セイボウもなかなか美しいハチだ。結局22個中、19個が寄生されていた。初夏となり、そろそろ蛹の時期かと思い繭を割ってみた。イラガイツツバセイボウは、イラガが作った立派な繭を拝借しながら、さらに自分で糸をはいて2重の繭を作っていた。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment