2007.6.14 ヤブヤンマの羽化

昆虫の森の中には、人工的に造ったトンボ池がいくつもある。それぞれ日当たりや樹木、水草環境にメリハリをつけて、多くのトンボが生息できる環境を目指して造ったものだ、
そんな池のひとつに、ニセアカシアの大木に囲まれた半日陰の池があるのだが、ここには、クロスジギンヤンマをはじめマルタンヤンマ、ヤブヤンマなどが利用している。クロスジギンヤンマはすで羽化の時期を過ぎ、産卵が盛んに行われているが、最近はヤブヤンマとマルタンヤンマが羽化のピークを迎えている。ヤブヤンマは本来日陰の池を好むが、微妙な日当たり加減と抽水植物が幅広いトンボ類の発生源となっているようだ。写真の固体はオスで、いずれ鮮やかなブルーの顔に様変わりした姿で、この池に縄張りを張りにきてくれることだろう。



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