パイプハウスの網室で飼育しているオオムラサキが、今日初めて産卵してくれた。以前からこの網室ではオオムラサキを飼育してきたが、なかなか産卵にいたることがなかった。今年は、阿部蝶吉さんこと群馬国蝶オオムラサキの会、会長の阿部さんにも相談して、網室内のクヌギから樹液を出したり、いろいろと工夫しての矢先であった。午後２時ごろ、阿部さんより、「オオムラサキが卵を産んでるよ！」と一報が入り、慌てて駆けつけたところ、すでに産卵は終了していたが、細い枯れ枝にびっしり、ざっと１００卵以上産みつけてあった。産みたてのみずみずしい卵は本当に美しく、感動ひとしおであった。今から孵化が待ち遠しい。