2007.7.22 一足早い エンマコオロギ

野外ではまだまだエンマコオロギは幼虫だが、飼育室では一足早くエンマコオロギが成虫となり盛んに鳴いている。子供たちは夏休みとなり、これからが夏本番であるが、僕の仕事としては、9月8日から始まる秋の野山の昆虫をテーマとした季節展の準備が始まり、
頭の中ではすでに夏は終わり秋一色なのだ。昨年は、ずいぶん古いエンマコオロギの写真を使ったので、今年こそは撮りなおそうと早めに準備をしてきた。ビデオの資料映像も含めてエンマコオロギの一生を追っているが、なかなか納得のいく映像を撮れずにいる。スズムシなどは比較的撮りたい場所で鳴いてくれるが、エンマコオロギはどうも行動が活発すぎて難しい。撮影セットの中では、なわばり争いをしていると思ったら、プロポーズをして交尾したり、はたまた一人鳴きやらで、混沌とした空間となっている。とにかくよく鳴いてくれるのだが、いい場所で鳴いてくれない、じっとしていないのが、なんとも撮影者泣かせなのである。
エンマコオロギとは閻魔大王に似た恐い顔つきから命名されたようだが、撮影中の固体で、なかなかの美人顔のメスがいたのでクローズアップしてみた。



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