7月10日に紹介したコロギスの1令幼虫が2令へと脱皮した。餌はアブラムシとリンゴを与えながら、屋外の日陰で、自然の温度で管理している。変化としては、黒かった体色が、少し緑色がかった色になったことだ。数年前の8月の中旬ごろ、ハイイロチョッキリをスイーピングで採集しているとき、鮮やかな黄緑色のコロギスの幼虫が採れたことがあった。今思うと3令幼虫だったのであろう。おそらく秋までに4令幼虫まで成長し、越冬に入ると思われるのだが、成長過程を今後もじっくりと観察してみようと思う。幼虫の成長と平行して、成虫たちの活動期は末期の頃を迎え、産卵が盛んに行われている時期でもある。近々、産卵行動の撮影に挑戦してみるつもりだ。