朝、林に囲まれた池に行くと、翅につま黒模様のある赤いトンボが目に入った。リスアカネの成熟したオスが、池に縄張りを張りにきたのだ。そろそろ、アカネトンボの類も色づきはじめ、季節の変化をひとつ、トンボの色に感じたのであった。近づくと飛び立つのだが、けっこう長いホバリングを目の前で見せてくれたのであった。「これは撮れるな」と思い、カメラを車に取りに行き、再びもどるとリスアカネは待っていてくれた。何度となくシャッターを切った。薄曇で、ちょっとメリハリに欠けるが、トンボが飛んでいるシーンを撮影できると、結構気持ちがいい。