2007.9.11 ちいさな鳴く虫

野山では、鳴く虫たちのレギュラーが勢ぞろいするなか、地味ではあるが、欠かせないのが小さな鳴く虫たちの存在だ。コンクリートだらけの街中の植え込みからも、耳を澄ませば、「チッ・チッ・チッ」と小さな声でカネタタキが鳴いているし、道脇のうっそうとした藪からは、「フィリリリリリリ・・・・」とクサヒバリのやわらかく心地よい声が聞こえてくる。誰しも耳にしているはずの声なのだが、耳を傾ける気持ちがなければ聞こえてこない声なのだ。体長も1センチ前後で、鳴いている場所を覗き込んでも、まず見つからない。仕事柄、そんな虫たちも多くの人に知ってもらいたく、展示はしてみるもののどうもお客さんの目を引かないようだ。苦心しながら、クサヒバリとカネタタキの鳴いているシーンの動画が撮影できた。モニターに大きく写し、鳴いている声も出れば、きっとお客さんも小さな鳴く虫たちのかわいらしさに気がつくと思うのだが・・・・。今度の土日、果たしてお客さんのい反応はいかに。



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