風が少しあり、晴れたり曇ったりという天気で、今日もけっこう蒸し暑い。春に行う「アゲハ」のテーマ展の準備をそろそろと思い、カラタチの垣根に産卵にくるシーンのビデオ撮りを試みた。見ている前で、アゲハは何度となく産卵していくのだが動きが早く、まともな成果はなかった。めずらしい光景ではないが、撮ろうと思うとなかなか難しいというパターンだ。ふと、背後のクチナシに目をやると、キボシトックリバチが交尾をしているシーンに出くわしたのだ。狙ってもそうそう撮れないシーンが今、目の前にあるわけで、すかさずカメラを向けたのだった。オスもメスも体格はほぼ同じで、頭部の黄色い模様がオスでは大きい。めったに見られないキボシトックリバチの交尾を撮影できた収穫は大きいが、残った課題のアゲハの産卵シーンをどのように収めるか、作戦の練り直しが必要だ。