2007.9.25 ヨモギの花に化ける虫

今日は、新潟県旧山古志村に展示用のオオミズスマシの採集を目的に、仲間たちと4人で出掛けた。雨雲が抜けず、雨降りの中での採集となったが、いくつかのため池を巡り、オオミズスマシの大集団を発見したのだった。ざっと200~300匹はいると思われる大きな集団だった。発見者の僕は鼻高々で、なんなく必要数を確保し、少し気楽な気持ちで他の池を回り、様々な水生昆虫を採集することにしたのだ。池に通じる野道ではヨモギが花を咲かせていた。仲間のT君が、「そういえば、ヨモギの花にそっくりなガの幼虫がいますよねぇ」と言い出し、僕も「一度見てみたいなぁ」などと言いながらそのときは本気で探す気もなく会話していた。しかし、数分後T君が「ヨモギにそっくりな幼虫がいました!」とあっさりそれを持ってきたのだった。初めて見られたうれしさと、反面、先を越された悔しさが入り混じりながらも、幼虫の見事なカムフラージュに感動したのだった。その後、他の仲間たちも興味を持って、次々と追加で発見していったのだが、自分だけは最後まで発見できなかったのだ。T君に、「オオミズスマシの発見で運を使い果たしたんですよ」としっかりフォローされてしまった・・・ショック! その後、幼虫の種名はハイイロセダカモクメであることがわかった。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment