2007.9.28 キイロスズメバチ

昆虫の森の夏のにぎわいが終わろうとしていた8月下旬、ライブカメラで放映していたクヌギの樹液の近くでキイロスズメバチの巣が発見された。樹上10メートルはあろうかという高さなので危険はないと判断し、駆除はせず、そのままライブカメラのネタとして切り替えて現在も放映している。8月末の当時、直径が30センチほどであったが、現在1.5倍ほどに大きくなり、見事なサザナミ模様の芸術的な球体を見せてくれている。園内で飼育しているミツバチの巣箱にも、最近キイロスズメバチやオオスズメバチが蜜や幼虫、蛹を目当てに盛んに訪れるようになった。放っておけば壊滅的なダメージを受けるので、捕獲器やネットをはって防除しているが、巣内に侵入することはないものの、観察していると、ミツバチの働き蜂を器用に捕えてさらっていくのだ。たまたま枝先で、ミツバチで肉団子をつくるキイロスズメバチを観察することができた。大アゴで余分な部分を手際よく切り落として胸部の部分で肉団子をつくりはじめた。巣の内部では新女王やオス蜂が育っている頃で、働きバチの数もマックスに達し、もっとも活性化する時期を迎えようとしている。



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