2007.10. 4 イラガのマユ作り

そろそろ冬の展示準備も考えなければと思いながら、「今年はイラガをクローズアップしてみよう」などと思っていた矢先、相棒が家の垣根にいたというイラガの幼虫を持ってきてくれた。真冬の梢で見られるあの見事な縞模様とカチカチに固いまゆはどのようにできるのか?その過程を展示せずにイラガの特集は組めないと思っていたので、幼虫がマユを作り出す日を心待ちにしていた。幼虫の体が少し縮み、いよいよマユづくりにはいる兆候が見えたが、なかなか昼間の忙しい時間帯での撮影は困難で、冷蔵庫に入れたり出したりしながら、撮影のタイミングを計っていた。家に持ち帰り、桜の切り枝に付けると、すんなりと幼虫はマユ作りをはじめたのだった。ビデオとスチールの両方をセットし、数分置きに撮影したが、途中、ウトウトしていた数十分間が空白となってしまい。気がつくとすでに縞模様が出来始めていたのだった。完璧な連続写真とまではいかないが、ギリギリで展示資料として使えそうなビデオとスチールが撮れた。



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