10月8日から12日まで、西表島に出張で出掛けていたため、だいぶ間を空けてしまった。西表島での出来事を事後で更新したいところだが、ほとんど写真を撮る余裕もなく、ひたすら採集業務に従事する日々であった。ということでお土産話もないことはないのだが、とにかく写真がない！ 留守中に気になったのが、以前にもふれた「カイコ」の絵本の仕事で飼育していたカイコの幼虫がちょうどマユをつくる時期にあたっていたことだ。不在の間、仲間に餌くれを頼み、温度の低い部屋で管理し、なるべく幼虫期間を長引かせたいと思っていた。こちらに戻った翌日、恐る恐るカイコの様子を確認すると、すでにマユ作りを始めているものもあり、ギリギリセーフという感じであった。「待ったなし」の状況で、さっそくその夜、マユ作りの撮影を開始した。様々な角度で張られる糸を逆光で浮き立たせるために、バックからは３灯のストロボを入れてみた。