2007.10.24 晩秋のアゲハ幼虫

自然のサイクルに反しながら、アゲハの生態記録を追う日々が続くが、冷え込みがいっそう強まった今日の朝、野外のアゲハの様子を見る機会があった。黄色身をおびつつあるサンショウに、終令幼虫と若令幼虫が向き合って朝日を浴びていた。日本の四季に適応したアゲハという種であっても、個体という単位では、冬の備えに間に合わないものがいる。終令幼虫は、蛹になれるかもしれないが、若令幼虫は、この先、明らかなに蛹までの成長は無理であろう。そんな明暗を分けることになりそうな二匹が向かいあっている様子は、なにか寂しげな気分を誘った。しかし、僕とここで会ったのもなにかの縁で、二匹とも回収し、飼育することにした。



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