2007.10.31 オオムラサキの4令幼虫

秋も深まり、虫たちの冬支度も着々と進みつつある。7月に孵化したオオムラサキの幼虫は、成長を抑制しながら育ち、やっと4令となって冬支度に入っている。エノキの葉は、今頃から黄色く色づいていくが、幼虫もそれにあわせて微妙に体色を変化させている。チョウたちの冬の備えは様々だが、オオムラサキという大きなチョウが、里山の四季にマッチしながら生きるためには、この4令幼虫の大きさがベストであり、エノキという食草の色の変化にも同調する必要があったのであろう。黄色っぽく色づきはじめたナメクジ型の幼虫を見ながら、ふと、そんなことを考えた。



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