2007.11.23 冬の蛍 オオシママドボタルの蛹

 10月に西表島で採集してきたオオシママドボタルの幼虫が、続々と蛹になりはじめている。このホタルは、9月から12月が成虫期という温暖な南西諸島ならではの生活史をおくるホタルだ。幼虫、蛹、そしてオスの成虫が光を放つのだが、幼虫と蛹は腹部末端の両脇に発光部がある。たまたま、脱皮直後でよく光る蛹を見つけ、チャンスと思い発光する蛹を撮影してみた。
 そういえば、デジタルカメラを使いはじめて、まだ、発光するホタルを撮影したことがなかった。撮影原理は同じだが、旧型一眼フィルムカメラのようにミラーアップした露出中にレンズ絞りを変えるというアナログ技が、最近のデジカメでは不可能になっていることを思い出した。そこで、多重露出機能があることを思い出したが、初めて使う機能で、メニュー画面から、行き着くまでが一苦労だった。ようやく準備を整えて、まず、ホタルの蛹本体をストロボ光を使い絞り込んで1カット、次は、光部分だけを、絞りを開放にして2カットめ、さらに、光る部分のピントをずらし、ボゥっと光る輪を3カットめで3重露出で組み合わせてみた。 
 



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