2007.11.28 なかよくよりそって冬越し?

 そろそろオオムラサキの幼虫も、エノキの根元に下りた頃と思い様子を見てみることにした。幹の北側の落ち葉をめくると、褐色化した幼虫が次々と葉裏から見つかった。今年の夏は、成虫の数がやや少ないという印象を受けたが、そこそこの数の幼虫が、来年に向けて越冬に入った様子を見て少し安心した。
 さらに葉をめくっていくと、エサキモンキツノカメムシとオオムラサキの幼虫がよりそっているシーンを発見した。なんともほほえましい光景だ。つい2日前に見たばかりのエサキモンキツノカメムシだが、やはり、すでに越冬に入っている個体もいるようだ。偶然がもたらした2ショットだが、おたがい特に利害もなく、物体という認識で肩を並べる結果になったのであろう。しかし、人間の世界で言う「縁」があったことも確かだ。
 おたがいに長い冬を干渉することもなく隣り合って過ごすのかと思うと、両者の関係も冬のようにけっこうクールな関係だ。



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