2007.11.28 ウスタビガの産卵

 朝、ライトトラップにおなかの大きなウスタビガのメスが入っていた。ウスタビガの季節もそろそろ終盤で、ライトトラップに入る個体数も少なくなりつつある。この機会に産卵の映像を撮っておこうと思いビニール袋にそのメスを収めることにした。
 夕方になって、適当なコナラの切り枝を用意し、産卵の撮影に挑んだのだが、なかなか「産む」という行動にスイッチが入らない様子であった。特に根拠はないが、メスのおなかを揉んでみたりもしてみた。
「今日はダメかなぁ」とあきらめかけた頃、ようやく腹の先を枝に向けて、産みたそうなしぐさが出てきた。さらにおなかを揉みほぐすとやっと産卵を始めたのだ。
 「揉みほぐし」がどのように産卵のきっかけになったのかはわからないが、結果オーライでなんとか、ウスタビガの産卵を撮影することができてよかった。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment