2007.12.23 ヨコヅナサシガメの越冬

ヤマザクラの幹で、身を寄せ合って冬越しに入ったヨコヅナサシガメの幼虫に出会った。幹に適当な洞があれば入り込んで冬越ししたいはずだが、移動能力が限られた幼虫は仕方なくこの場所を選ぶことになったのであろう。
つややかな黒に赤い斑紋の集団は、いかにもドクドクしいイメージで、鳥の目に触れても食べられることはなさそうだが、実際はどうなのだろうか。 いずれにしても木の洞と比べて風当たりも強く、冬越しの場所として望んだ場所とは思えない彼らの、今後を観察してみようと思った。
ヨコヅナサシガメは近年、北に分布を広げる代表的な昆虫だが、ここ2,3年の間に昆虫の森でも普通に見られるようになった。今年も暖冬傾向のようで、彼ら一族にとっては安泰の冬となりそうだ。



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