夏からの課題で、コロギスの生活史を追っていたわけだが、幼虫が5令期に達したところで恥ずかしながら飼育に失敗し途絶えてしまった。
そんな折、12月2日に実施されたオオムラサキの越冬幼虫調査の副産物として、再びコロギスの幼虫に再開することができた。まばゆいほどの黄緑色に感動しつつ、自分的検証では、飼育下で最後に確認した5令期と同じ大きさと見て、コロギスの越冬令期は5令と推測するのであった。
いただいた幼虫を、透明のプラスチックケースに落ち葉とともに入れておくと、底面と落ち葉を利用して再びシェルターを築き上げた。ケースを底から見上げると、スケルトン化したシェルターに、幼虫が腹側を向けて可愛いポーズでこちらを見ていた。