今日の朝は、久しぶりに昆虫の森の梅林に足を運んでみた。イラガのマユやミノムシなど冬らしいアイテムの絵を探したいと思ったのだ。梅の枝にはところどころ赤いテープが張り付いている。これは、ボランティアさんが、見つけた観察対象に付けた目印なのだ。
心理的に、ついつい赤いテープにつられて枝先に目が行ってしまう。そこにはイラガのマユやモズのハヤニエがあった。労せずに撮影対象にあやかれるのはちょっと気が引ける思いもしたが、ありがたく梅の枝先の冬景色を堪能させていただいた。
そんな中で、枝先に付いたアゲハの越冬蛹があった。梅林に隣接するカラタチの垣根からこの枝先にたどりつき越冬蛹になったものだ。地衣類を模した緑色を混ぜた褐色型で、なかなか見事なカムフラージュである。おそらく自分の目では発見できなかったであろう。
赤いテープに感謝しつつ、自分の目でもこの冬、驚くような発見をしてみせると、ちょっとだけ心に誓った。