今日の朝も、コナラの枝先を見てまわるがたいしたものは見つからなかった。ここ数年、お目にかかれていないカギシロスジアオシャクの幼虫を見つけたいという気持ちは常にあり、枝の股でオオミドリシジミの卵を探すのと同時に、冬芽もひとつひとつ凝視しているのだが、なかなか見つけることができずにいた。冬芽に化けるすごい虫として、まわりのなかまにも「これを見つけたらすごい」と普段から触れ回っていたのだが、意外にもあっさりとそれは見つかった。当然僕が見つけたのではない・・・
夕方近く相棒が、「もしかしてコレですか?冬芽そっくりな・・・」と涼しい顔で枝を差し出した。なんと、そこにはカギシロスジアオシャクの幼虫が付いていた!話を聞くと、見つけようと思って枝先を見るとすぐに見つかったというのだ。
結果オーライだが、最近どうも自力の虫探しが冴えない!歳のせいだろうか。まぁ、素直に相棒に感謝して、あまりにも出来すぎたニセの冬芽を見ながら、みんなで盛り上がった。