2008.1.14 ヤママユガの空マユ

冬の雑木林では、夏の間、虫たちが残していった痕跡に出合うことがある。林床に積もった落ち葉の上にヤママユガの空マユを見つけた。時間をさかのぼれば、このマユが作られたのはおそらく昨年の6月中旬頃である。脱出した穴は、ここから間違いなく成虫が出たことを物語り、マユの大きさからそれはメスであることが推測できる。そしてそのメスは卵を産み落とし、今どこかにその卵があるはずだと・・・
たまたま出合ったひとつのマユという痕跡から、そんな検証と想像が生まれて、本人?には出合ってもいないのだが、なぜか親しみを感じさせた。



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