2008.1.15 樹上の泥団子 スズバチの巣

今日は休日を利用し、少し足を伸ばして群馬県吉井町まで冬越し昆虫の撮影に出かけた。丘陵地が広がり、県内でも昆虫が濃い場所として幾度と無く訪れている場所であった。以前、春先に訪れたときは、オオミドリシジミの若令幼虫が若葉にけっこう見られたので、今年、昆虫の森でも少ないオオミドリシジミの卵もここにくれば、簡単に見つかるだろうという思惑もあった。
ところが、雑木林の様子がどうも以前と違い、林が大きく成長したのと、下刈りされずに放置されて、だいぶネザサがはびこり、なんとここでもオオミドリシジミの卵はひとつしか発見できなかった。
せっかくここまできて、収穫なしには帰れないと思って歩いていると、枝先に直径5センチほどの丸いシルエットが目に入った。残った枯葉にしては・・・樹上の風景として違和感のある人工物のようなそのシルエットの正体はスズバチの巣であった。
手元に手繰り寄せると、団子の重量感と硬さに、これを一匹の母バチが作るあげたのかと改めて感心した。中には育ちきった幼虫が入っているはずで、風雨が当たる中、泥団子はびくともせず、幼虫が成虫へと羽化する初夏まで形状を保つのだからスゴイ!
そんな思わぬ収穫にめぐり合えたことをよしとして、久しぶりの吉井町での散策を終了したが、心残りの部分は、また、この冬の間にチャレンジしていきたい。



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