2008.1.25 コムラサキの幼虫

今年の冬、昆虫の森での一番の観察スポットがこのコムラサキの幼虫かもしれない。水路に沿ってできた木道脇のヤナギの股にぴったりと貼りついている。よく見ると、ひだのくぼみを利用して貼りつき、すぐとなりに樹皮が盛り上がっていて、それと並列することで見事なカムフラージュとなっている。
この木には、おなじみの赤テープが付いていて、観察対象がいるサインとなっているが、なかなか目が肥えた人が見ないと見つからない見事な隠れぶりだ。でも、「里山歩き」という観察プログラムに参加すれば、そんな対象物も親切に案内してもらえる。
なにもいないようで必ずどこかにいる。冬の野山で、この一匹のコムラサキの幼虫がもたらす説得力は大きい。そして、訪れた人たちが、冬の野山を歩く楽しさを少しでも感じてもらえればうれしい。



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