2008.2. 3 雪の昆虫観察館

前日の予報では、雨か雪とは言っていたが、朝、外を見ると一面真っ白な光景に驚いた。群馬というと雪が多いと思われがちだが、それは北部の山間に限っての話で、平地では東京と大差が無くここ数年雪らしい雪が降っていなかった。
ぐんま昆虫の森開館以来の記念すべき初雪の日とも言え、早朝、その外観を撮影した。特徴的なガラスの天蓋の左半分には雪が積もり、右半分には積もっていないは、右半分は温室の屋根部分となっていて、中は17度を下回らない温度設定なので雪は溶けて積もらないのである。
日曜日と重なったこともあり、お客さんの出足はいまひとつであったが、この日を待ち望んで来たと言うお客さんがいたことを仲間から聞いた。それは、雪という冬の象徴ともいえる風景と、温室というチョウが舞う亜熱帯空間を同時に見たいと、かねてからこの日を待ち望んでいたというのだ。
そもそもこの温室が造られた趣旨は、日本の気候域の多くを占める温帯は、昆虫にとって過酷な冬であり、それを乗り切る術を得たものが越冬しながら生息しているわけで、温暖な気候帯では一年中昆虫たちが活動していることを知ってもらいたかったのだ。
ぐんま昆虫の森は冬でも楽しめる施設だということをもっと知ってもらいたいと思った。



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