2008.3.15 トビモンオオエダシャクの産卵

土日を使って、神奈川県湯河原町に祖母を尋ねた。
海を見るのは久しぶりだが、祖母と会うのもそれ以上に久しぶりであった。高校生のとき、釣りをするのに友達と三人で祖母の家にやっかいになり、「釣りえさ代ばかりせびったが、ちっとも釣れなかったね」と昔話で盛り上がった。
海辺の風景もだいぶ変わり、昔はなかった海浜公園が出来ていた。夕方、家族でぶらりと散歩に出掛けることにしたが、いつもの癖で、植えられている樹種は何かとか、どこかに虫がいないかとそんな視点で歩いているとヤマモモの樹皮にトビモンオオエダシャクが付いているのを発見したのだ。しかも、2個体いていずれも産卵中であった。トビモンオオエダシャクは春にだけ出る代表的なガの仲間で、ライトに集まるオスは普通だが、メスはなかなかお目にかかれないガなのである。
思わぬ出会いにカメラを向けていると、いつものことながら家族はあきれて先に行ってしまった・・・・というか、なるべくはやくその場を離れて他人に成りすましたかったようである。



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