2008.3.27 ツチグリ

今日の朝、何気なく歩いていた地面で変わったキノコの一種を見つけた。図鑑で調べてみると「ツチグリ」というキノコであった。よく知られたホコリタケのように、袋状になった部分を指で押すと、胞子が煙のように放出されて、なかなか遊べる興味深いキノコであった。
生えていた状況は、とても写真で表現したいとは思えない(それも記録としては大事だが・・・)枯れ草と絡んだ画にならない様子であった。しかし、せっかくの出会いに、せめて胞子が出る瞬間を撮ろうと採取しておいたのだが・・・・
夕方になって「さて・・・」と見た「ツチグリ」は乾燥してめくれた皮(正式な部位名称がわからない)が逆に反り返り袋に食い込んで変わり果てた姿になっていたのだ!
「だめか・・・」と思いながらも、乾燥シイタケやキクラゲの原理で、水気を与えてみた。すると、見事に原型を復元してくれたのだ。
何度となく袋を押して独特な胞子の放出される表情を撮ってみた。自然界では袋を押す役割を誰が担うのか素朴な疑問も沸くのであった。



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