2008.4.26 クロオオアリとクリオオアブラムシ

コナラの低い枝先にクリオオアブラムシの小集団とそこに通い詰めるクロオオアリがいた。アリとアブラムシの関係は、甘い寒露を提供する代わりに守ってもらう共生関係が有名だが、そんなシーンが撮れないかと数日前から様子を伺っていた。そんな今日は天気が悪く気温も低めだが、それが幸いして動きが鈍く撮りやすい状況と見込んで撮影することにした。
春風がかなり枝を揺するので、まず、枝先をクリップで固定し、カメラも三脚に添えてじっくりと向き合う撮影パターンで望んだ。しかし、なかなか水晶のような寒露がアブラムシからアリへと受け渡されるシーンは撮影することが出来なかった。
寒露の受け渡しシーンはあきらめて、次にテントウムシに対する反応の撮影を試みた。テントウムシをアリとアブラムシの集団に歩かせていくと・・・・。
クロオオアリはテントウムシに馬乗りになって、蟻酸をかけながら噛み付く行動をとったのだ。しかし、テントウムシは意外にも動じることなくじっとしていた。そしてクロオオアリが次にとった行動が興味深かった。一匹のクリオオアブラムシをくわえて運び始めたのだ。これははたして非難させようという行動なのか?



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