2008.5. 2 隠れていた目玉! ウチスズメ

朝、昆虫の森を一回りし、餌用に採取した切り枝を握りしめ、今日は展示ケースのメンテ当番ということもあり、「さて、仕事モードに切り替え」と思って歩いていた。同じく園内を一回りした警備員さんが、「壁に変わった蛾が貼りついてるよ!」と教えてくれた。「変わった蛾?・・・」それを見ずして今日は始まらないと思い案内していただいた。
コンクリートの壁に貼りついた大きな蛾は一目でスズメガとわかったが、あまりなじみのない色合いであった。コンクリートのグレーと調和した、渋い模様の上翅に種名が頭に浮かんでこなかったのだ。
このあたりで見られるスズメガなど、自分の知らぬものはない!と言いたい所だが、恥ずかしながら種名が浮かばぬまま、ふと指を近づけると突然後翅の鮮やかな目玉模様を見せつけたのだった。それでようやくウチスズメであることが判明したのだが、昆虫の森では確かに稀な種類であった。
それにしても、モノトーンの背景に、ピンクのシャドーで彩られた目玉模様は鮮烈な印象であった。



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