2008.5. 6 キバネツノトンボ

ハルジオンが咲き乱れる草地を散策していてキバネツノトンボを発見した。
朝早く気温がまだ低いせいか、飛び立ってもすぐに草に止まるのでじっくりと撮影ができた。平地の草地では比較的少ないキバネツノトンボであるが、昆虫の森では草地の造成をして以来、定着して見られるようになった昆虫なのである。
毛むくじゃらの胴体と大きな眼(まなこ)が愛らしい表情なのと、黄色く短い脚がさらに可愛らしさを引き出していて、そんな表情が伝わる写真を撮ろうと思った。
昼になって気温が高くなると何匹もの個体が上空を飛びまわりはじめたのだが、偶然、目の前に交尾をしたペアが舞い降りたのだった。
そのスタイルは、飛ぶ昆虫として当たり前ではあるが理にかなった連結スタイルであった。「この偽トンボは本物のトンボよりすごい!!」と思わず感じてしまったのだ。本家本元のトンボは、なぜあれほどまでに複雑な交尾スタイルに行き着いたのかが不思議に感じる出来事であった。



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