2008.5.17 セイヨウミツバチ 王台の中

管理しているセイヨウミツバチがだいぶ活性化し、盛んに王台を作って新女王を作り始めている。
この判断は、たくさんの働きバチが巣の状況を把握し、誰に命令されることなく進められていくのだ。
「女王バチ」というと何か実権を握っているかのように思えるが、ミツバチの社会では大きな群れの産卵係にすぎないと見ていて思う。
この王台をほうっておけば、新女王が誕生する直前に分蜂が起き、半数の働き蜂を引き連れて旧女王が出て行き分家することになる。養蜂では、この現象を意図的にコントロールして、巣を増やすこともあれば、分蜂を食い止めて、大きなコロニーを維持したりもする。
王台の断面を切り出して新女王の蛹を撮影してみることにした。王台にはつねに働き蜂が感心をもってまとわり付いているのだが、断面を出したしまった王台はどうなるのか・・・・
修復すると思っていたが意外にも女王蜂の蛹は働き蜂のよって食べられてしまったのだ。
女王は選ばれたものではなく、やはり作り出されたものでしかないと感じさせられる行動であった。




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