2008.6.17 ボルネオ⑤ 樹液にいたアトラス

グヌンイマスの滞在期間も明日までとなり、再び取材地を山の中腹に移した。
現地でカブト・クワガタが集まる木として、幹にナタで傷をつけてつくった樹液トラップを訪れるとアトラスオオカブトが来ていた。
トラップとはいえ、ボルネオで樹液に来たカブトムシを見ることができてよかった。大きな森のどこかで、自然に出た樹液にボルネオオオカブトやアトラスといった大きなカブトムシが集まるといった光景がどこかにあるはずなのだが、未だにそんな生態は未知の領域なのだ。それくらいわかっているようでわからないことがまだまだ熱帯雨林には潜んでいるのだ。
ボルネオオオカブトの幼虫探しにも挑戦したが、広大なジャングルで歩いてたどり着ける場所は点にすぎないことを実感した。しかし、どこかの大きな倒木の下で幼虫たちが育っているのは間違いないことなのだ。
いろいろな思いがよぎる中、グヌンイマスでの取材を終えることとしたが、このジャングルで見つけたいものを探すにはもっと体力も精神力も養わなくてはと切に思うのであった。それくらいきつい起伏での散策であった。



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