2008.6.27 新鮮に感じたコクワガタ

ボルネオからもどって、初めて撮ったカットがコクワガタであった。
夕方になって、久しぶりに樹液ポイントを巡りながら、日本の雑木林のおもしろさをあらためてかみ締めたのであった。かなり暗い条件であったが、コクワガタが目に入り、三脚を使って自然光で撮ってみようと思った。というのも、旅先で同行させていただいた横塚さんの写真スタイルがとても刺激になり、光線やフレームのこだわりの中で、三脚使用頻度が極めて高かったからだ。
クワガタ類の質感は、自然光でこそ、その虫らしさが引き立つのは確かだと感じた。でも、少し自分流をくわえて弱いストロボを当てることで、甲虫らしいきりっとした質感も出せると僕は思っている。
いずれにしても、撮ろうとする虫の「その虫らしさ」の表現の追及に、ふと、目が覚める思いがしたのは確かなことだ。



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