休みに当たった今日、夏らしい天気に恵まれた。有意義に過ごそうと思いつつ、まず最初に行こうと思いついたのは草原だった。日陰がなく、立っているだけで汗がにじみ出てくる・・・いわゆる「草いきれ」がするチガヤの草原から「ジキジキジキ」と声が響く。
ナキイナゴの鳴いている姿を撮ろうと、鳴き声のするほうへ足を忍ばせて近づいた。チガヤの葉に止まってオスが盛んに脚と翅をこすり合わせて音を出していた。この動きをなんとか画にしたいと考えた。
シャッタースピードが速すぎるとブラしたい脚の動きが止まってしまうし、遅すぎると全体像がブレてしまう。
そこで選んだ選択は80分の1のシャッタースピードであった。
通常であれば三脚がなければ止められるシャッタースピードではないが、最近のレンズが持つテクノロジーのブレ防止機能に成果をゆだねて手持ちで撮ってみることにした。