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昆虫の森の雑木林にある、樹齢50年以上はあると思われるゴツゴツしたクヌギからは、毎年樹液が確実にににじみ出てはたくさんのカブトムシがそこに集まる。 いつからか、このクヌギのことを「御神木」と呼ぶようになった。 今年は特に樹液の出がよく、木のそばでは甘酸っぱい匂いが立ちこめ、えぐれた幹の輪郭に沿って樹液に集まる昆虫たちが貼り付いている。 夜間、御神木の様子を見に行くと、「バキバキ」という喧嘩の音と「ブロローーン」という羽音が入り混じりながら、荒くれ物たちが集まったにぎやかな夜の昆虫酒場がそこにはあった。