2008.10. 4 アオバセセリ幼虫の巣

今日は週休日と晴天が重なり、朝から意気揚揚とフィールドに向かった。季節は秋も深まりつつある中、昆虫たちは子孫を残して消えゆく物や、冬に向けて準備するものなど様々だ。
アワブキという木の樹上では、アオバセセリの幼虫の巣が目立っていた。この先林床に下り、落ち葉の中で蛹となって冬越しするのに向けて大きく育った幼虫が巣内にはいる。木をゆすると幼虫が入っている巣は重みでゆっくりと揺れるので不在かどうかはすぐに判別がついてしまう。
巣の外観と断面の撮影をしようとひとつの巣を選びセッティングしていると、中の幼虫が勇ましく頭を突き出してきた。アオバセセリの幼虫の頭部はテントウムシの模様に擬態しているという説で有名だが、まさにその模様を見せつけるような行動であった。



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