2008.10. 5 ホソアシナガバチが集結

天気の崩れが延び、日曜日の今日は概ねよい天気に恵まれた。夕方近くに少しフィールドを歩く時間を得たが、すでに曇りポツリポツリと雨が降り出していた。ヨコヅナサシガメがいつもいるサクラの木を通りかかりふと目をやると、洞にホソアシナガバチの一種が集結していた。この集団は越冬に向けて集まった新女王バチたちでしばし様子を観察することにした。
本来社会性がある種類なのだが、越冬集団はこの周辺で巣立った新女王で家族ではない。強気な性格の者たちが召集をかけられたかのような決して穏やかとはいえない空気がただよっていた。
お互いの様子をうかがうようなしぐさと距離、そして取っ組み合いの喧嘩も見られた。しかし、行く末は身を寄せ合って越冬することになるはずだ。
それにしても、示し合わせたかのようにこの日にここに集まるという情報とはいったいいかなるものなのであろう。



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