2008.10. 9 重労働の恩返し ギンヤンマの産卵

今日は、中学生の職場体験実習として遷移の進んだトンボ池の抽水植物の除去作業を行った。ウキヤガラヤやヨシを根こそぎ除去するという作業は大変な重労働で、泥まみれになりながら減少した水面域を広げていった。別に仕事なのでひたすらやるのみなのだが、日頃の仕事内容に比べてかなりきつい肉体労働となった。成果として、ギンヤンマなどのトンボが従来通り飛び交う風景が戻ってくれることを当然期待するところだが、今日限定の楽しみはとことん肉体を酷使したあとに飲むビールであった。そんな目先の至福も頭によぎりながら泥との格闘をしたのであった。
午前の作業が終わり、ちょっとすっきりとした水面を眺めていると連結したギンヤンマのペアが作業によって水面に浮いたウキヤガラの茎に産卵を始めたのであった。慌ててカメラを取りにもどり300mmを装着して現場に戻った。まだギンヤンマのペアは産卵をつづけていて、久しぶりにギンヤンマの産卵シーンを撮影することができたのだ。
当然、ビールはいつもよりおいしく量も増えてしまったが、それよりも産卵を見せてくれたギンヤンマのことがなによりうれしかった。



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