2008.10.18 ススキの穂とツチイナゴ

ススキにクズが絡んだ草地では、ツチイナゴの成虫が目立ち始めている。
ツチイナゴはクズなどのマメ科植物が大好物であるが、以前ススキの穂にしがみつき、種子を食べる姿を観察したことがある。確かに歩いていると食べているシーンこそ見られないが、穂にしがみつく個体は多いし、食べあとも付いている。
これからの越冬に備えて、脂肪の多い種子は大事な栄養源なのかもしれない。そんなことを考えながらススキの株間を歩いていると、ちょうど沈みかけた夕日に光るススキの穂でツチイナゴを発見した。輝きながら折り重なるススキの穂が美しいのだが、逆に穂がツチイナゴに当たる光線を微妙に遮っていた。数カット撮ったが、やはり主題がバックに負けていて、ツチイナゴがススキのおまけとなっていた。
刻々と沈みながら変化する太陽の角度が、ツチイナゴに輪郭を浮き出してくれるチャンスを祈ってしばし待つことにした



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