2008.11.14 クヌギカメムシの産卵

だいぶ冷え込みも強くなり、雑木林も黄色い色合いに日々変わりつつある。こんな時期の毎年の定番がクヌギカメムシの産卵だ。今日は一本の太いクヌギの幹に数十個体が産卵しているのを見ることができた。クヌギの樹皮はでこぼこの溝が深く、そんな一番深い場所で溝にそって卵塊を産みつけることが多いのだが、産卵するメスの心情としては、隠せるものなら卵はより狭い隙間や物陰に産みたいようである。たまにめくれた樹皮の裏にたくさんの卵塊があるのはそのためだ。
観察していると、狭い樹皮の亀裂におなかの先だけつっこんで産卵するメスがいた。この太い幹の樹皮で、母虫なりにこだわった場所なのだろう。



Comment

Post a Comment

Name
Mail
URL
Comment