2008.12. 1 陽だまりのハンター ヒメフンバエ

落葉が始り、木漏れ日が増した雑木林の林内を歩いていたが、ちょっと身震いするような気温の低くさに、自然と足は南側の林縁へと暖かさを求めて向かっていた。
陽だまりに着くと、ルリタテハが舞っていたり、ツチイナゴやウラギンシジミが初冬の弱い陽射しを名残惜しそうに浴びている姿があった。
大きな虫に目が行ってしまいがちだが、足もとの枯草に小さな虫が止まったのがふと目に入った。腰をかがめてよく見てみるとヒラタアブを捕えたヒメフンバエの姿であった。自分の体と同じくらいの獲物を抱え込んで首元に口吻を差し込んでいた。
こんな時期でも、小さな昆虫たちの世界に目を凝らせばエキサイティングなシーンはあるものだと感じた。



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