2009.2. 3 シミの卵

先日に紹介した、無変態の解説用に多摩の昆虫園から譲っていただいたシミがようやく卵を産んでくれた。飼育ケースを覗き込んでは、それらしいものがないか探していたがなかなか見つからずにいた。掃除をしていて、かき集めた糞に混じって一粒だけらしきものがあったのだが、軽率に指で触って壊してしまった。ひとつあればまだあるはずだと思い、足場として入れてある鶏卵用の厚紙をくまなく見てみるが見つからず、めくれた隙間を開いてみると・・・「あった!」1ミリくらいの楕円計の卵が、5個ほどまとめて産みつけてあった。なんの変哲もないシンプルな卵であったが、シミの一生を語る上でなくてはならないものであった。さて、写真に撮ろうと高倍率の接写を準備してファインダーを覗くと2個しか見当たらないのだ。現物をよく見ると、やはり2個になっていて、垂直近くに傾けたら3個はどこかに転がり落ちてしまった。しかし、なんとか「シミの卵」と言えるべき写真が撮れてよかった。



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