2009.3.11 トビモンオオエダシャクの模様

啓蟄も過ぎ、春の気配はフィールドにあふれているはずだが、ゆっくり歩くという時間がとれない。朝一番でライトトラップを覗くと、春の使者であるトビモンオオエダシャクが入り始めていた。これから先、ライトトラップのガの移り変わりが楽しみな時期になってきた。樹皮に似た翅の模様は過去にもさんざん撮ってきたが、更新のネタもないし、ファインダーを覗く感覚から遠のいてはいけないと思って、翅の模様をテーマに20分コースで撮影を試みた。樹皮に似ていると思わせる模様は、様々な色が入り混じった鱗粉が構成しているわけで、あらためてよく見てみると、ピクセルの要素と共通していると感じた。一つ一つの鱗粉は基本的には単色であって、それが貼り絵のごとく配置されることで複雑な模様を作り出しているわけだ。そんなあたりまえの事実に気づき、関心してしまうことが、とてもリフレッシュな気分にさせてくれるのであった。



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