2009.4. 2 カタクリとセイヨウミツバチ

企画展に向けてまた長いトンネルに突入したところだが、春めいたフィールドへは時間を作って少しでも歩いてやろうという気持ちだ。今日は肌寒い朝から始まったが、雲がすっと抜けて青空が広がった。昼食をさっさと済ませ、カタクリの様子を見に足を運んでみた。風が冷たく、昆虫の気配がまるで感じられなかったが、よく見ると小型のハナバチ類やそれを狙うようにヒメフンバエの姿があった。昆虫との絡みでカタクリを撮りたかったが、なかなかチャンスに恵まれずカタクリ単独でポートレートを撮ることにした。ミヤマセセリとコマルハナバチが時折かすめたが、花に止まることはなかった。「今日はダメか」とあきらめかけたとき、視界に入ったのがセイヨウミツバチであった。今年は園内でまだ飼育をしていないのにどこからやってきたのだろう。花へのアプローチが割とゆっくりでフォーカスがしやすい個体であった。カタクリ独特の紫色の花粉団子をあしに絡めている様子をふるまってくれた。動き回る昆虫とのガチンコ勝負で、久しぶりに緊張感が走る撮影が体験できた。



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