2009.5.21 炭焼窯のニホンミツバチ

昨年からお伝えしていた梅の木に作られたニホンミツバチの巣は、3月の時点で残念ながら消失してしまった。おそらくヒヨドリによる食害にあったと推測している。梅に木の下には巣の残骸がむなしく散乱していた。しかし、春になって菜の花にはニホンミツバチがかなりの頻度で来ていたことからどこかに別の巣があると思っていた。そして、ボランティアの方がついにその場所を発見してくれた。聞いてみれば「なるほど」と思える場所だが、炭焼釜の中であった。しかし、窯の入口はレンガと粘土で閉ざされたままで、わずかな隙間から出入りしているのであった。次の日曜日開催されるミツバチの観察会で、ニホンミツバチの巣を見せられる絶好の機会と思い、今日、窯の入口を開け、中の様子を見てみることにした。巣は幸いに入口のすぐ近くの上部に作られていたが、その大きさから今年に入ってからの分蜂群のようで小規模であった。突然の予期せぬ事態にハチたちは独特の威嚇音を放っていたが、攻撃してくるハチはなく、やはりニホンミツバチはいたっておとなしい性格のようだ。窯の中にカメラをつっこみ、ノーファインダーで手探りで何度となくシャッターを切ってみた。



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