2009.6. 3 クサカゲロウの産卵

梅が多い果樹園で、ウドンゲがたくさん付いているという情報をもらい、夕方に様子を見に行った。梅の木の枝にはアブラムシがぎっしりと隙間なく付いていてそのかいわいにウドンゲは付いていた。そして、おなかをふくらませたクサカゲロウの一種も数匹いることに気づき、これはもしかすると産卵を撮れるかもしれないという期待を膨らませて、クサカゲロウを採集し、持ち帰った。家に着くと、容器の中ですでに数卵が産みつけられていて、そっと、梅の葉にクサカゲロウを誘導すると、即座に産卵を始めたのだ。尾端を葉に付けては、スゥッと糸を引くように腹部を引き離し、先端部に楕円形の卵を見事にぶらさげるのであった。産み終えると葉の表に移動し、やれやれと触覚の手入れを始める母虫であった。



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