2009.6. 8 思い立って桶ヶ谷沼ヘ

御殿場の実家に戻り、群馬に戻る途中にどこか寄る場所を考えていた。天気もよさそうだし、高尾山あたりかなと考えつつ前日は寝ついた。夜中に目がさめ、再び月曜の予定を考え始めていて思いついたのが「桶ヶ谷沼」であった。言わずと知れたベッコウトンボの発生地であるが、静岡県とはいえ、御殿場は東のはずれ、磐田市は西のはずれで、ざっと250kmは離れていた。しかもベッコウトンボの出現期は終わっている頃なのだ。それでも一度はどんな場所か見てみたいという思いが強くなり、早朝から、群馬とは逆方向に車を走らせたのだ。9時前に現地に付き、木道を歩くとコシアキトンボとコフキトンボが出迎えてくれた。しかし、ドでかい池に対して、あまりにも観察路が短く、遠めに見えるたくさんのトンボには近づきようもなかった。いかにも地元で、この池のトンボを知っていそうな雰囲気の方と出会い、「どこかよいポイントはありますか?」と尋ねてみた。すると親切に場所を教えて下さり。その場所へと向かったのだ。そこに着いてまず驚いたのが、目の前をベッコウトンボが横切ったのである。周囲をよく見ると、数個体がテリトリーを張っていて、すでに擦れた個体ばかりではあったが、ベッコウトンボとの初の対面にちょっと興奮気味であった。来年は4月中に再びここを訪れたいと思うのであった。



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