2009.6.11 コガタスズメバチと巣

民家の庭木にトックリ型の巣があると連絡をもらい、さっそく見に行くことにした。ロウバイの枝には、コガタスズメバチが見事なトックリ型初期巣をつくっていた。観察にはとてもよい場所だが、お客さんの通りが多く、残しておくことは不可能な場所であった。移植ができないものかと、女王が入ったまま、巣の入口にティッシュを詰めて枝ごとカットした。移植先で思いついたのは、自宅近くの借りている畑のクヌギの木であった。移植場所を決めて、枝ごと針金でくくりつけようとしたとき、よけいな枝を剪定した振動で、なんと、トックリの先がぽっきりと折れてしまった。女王バチが飛び出してしまい、あえなく移植作戦は失敗に終わった。



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